今日の問題10の解説 ~限定承認~

Q: 乙山花子さんは、ひとまずは安心しました。しかし、一郎さんと一緒に長年暮らした土地を離れなければならないと思うと、とても悲しい気持ちになってきました。気を取り直して、まずは、借用証に名前がある甲山太郎さんに電話をしてみました。すると、甲山太郎さんから、「もうそのお金は、返してもらったけど!」との返事をもらいました。

 

 そこで、花子さんは、大橋先生に尋ねてみました。

 「先生、先日お話しした借金の中に、夫の一郎が返済したものがあるようです。どうしましょうか。」

 

 さぁ、皆さんは、どのように思われますか。

 

A: そうですか。それなら、限定承認した方が良いですね。

 

 限定承認は、プラス財産の限度でマイナス財産を支払うことを条件として相続することをいいます。平たく言えば、プラス財産がある限度でしか、借金を支払わないことを認める制度です。

 プラス財産とマイナス財産のいずれが多いのか分からない場合は、この方法をお勧めしています。

 

 この方法も、相続放棄と同様に、相続開始があったことを知った時から3か月以内に、家庭裁判所に対して申述しなければなりませんので、急いでください。

 

 また、この方法は、相続放棄と異なり、相続人全員でしなければなりません。ですので、お子様の次郎様と三郎様の3人でするようにしてください。

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